60年代のロンドンを舞台ということで、華やかな衣装や車、照明に音楽、時代情景が綺麗に切り取られた。
そこにアニャテイラージョイとトーマシンマッケンジーと、これまた魅力的な女性陣が画面を彩る。
夢を持った若い少女が、はじめてのロンドンの街に触れるのと同時に、過去のある女性の記憶に触れる。
現実世界の難しさと過去への憧れのギャップが若者を軸に描かれていく様が没頭しやすいポイントだったかと。
後半のサスペンス的要素もくどすぎず、シンプルだけど驚きもありいい塩梅。
クラシックやヴィンテージ好きな人はより楽しめるかと。
