えーこ

ラストナイト・イン・ソーホーのえーこのレビュー・感想・評価

4.1
今をときめくアニャ·テイラー=ジョイとトーマシン·マッケンジーW主演、
『ベイビー·ドライバー』のエドガー·ライト監督が初めて女性を主人公に描くタイムリープ·サイコホラー!?

オープニング、新聞紙で作ったドレスを纏い、
家の中でくるくる踊るトーマシンが可愛すぎるっ
60年代大好き!!
ファッションデザイナーを夢見る、
霊感強め女子?エロイーズは、デザイン学校に入学し、ソーホー地区でひとり暮らしを始める。
その夜、夢の中で彼女は60年代のソーホーにいた!?
見上げると『007/サンダーボール作戦』の看板、
ドアマンが扉を開けると、
"カフェ·ド·パリ"へようこそ〜
鏡に映る自分はなぜかサンディという別人になっていたー

まるで鏡の国のアリス?
エロイーズと一緒に異世界に迷い込むワクワク♪
サーモンピンクのドレスで現れるサンディ演じるアニャがハッとするほど艶やか!!
サンディとシンクロしていくエロイーズ、
トリックアートみたいな摩訶不思議☆
え、これどーやって撮ってるの??
なんとシーンの大半は実写撮影だったらしく、
アニャのストーカーみたいだったと語るトーマシンに笑った、、

♪ダーウンタウン〜
ここより最高な場所はない〜
夢を抱いてやってきたものの、
男たちのあやつり人形。
夢は悪夢に変貌する。
ファッションショーみたいに七変化する彼女の衣装は、自暴自棄になるにつれ、
どんどん安っぽく下劣になっていく。

スウィンギング·ロンドンの光と闇。
60年代音楽に彩られ、60年代ホラー?が融合するレトロモダンな映像マジック☆
めくるめく世界は美しく恐ろしく刺激的だったけど、、
オチ?はなんだかなー

"私はここよ"
ロンドンは人を飲み込む街。
MeTooと声を上げることも出来ず、
飲み込まれていった多くの女性たち。
まだまだ戦いは続いている。
エンドクレジット、人ひとりいないロンドンの街並み、
これは2020年ロックダウン時に撮った実際の映像だそうだ。
人も街も移り変わる。
何事もなかったように静まり返った街は、
どこか異様で不気味だった。
えーこ

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