衝撃度高め。
好き嫌い分かれそうな作品。カルト系のホラーミステリーは初めて見た。序盤から理解不能な儀式があり雰囲気も異様。作中のホルガ村と宗教団体は完全に架空だそうだけど、本当にスウェーデンにこういう信仰があるのか調べてしまうほどだった。
アリ・アスターは最後のシーンについて脚本に「ダニーは狂気に堕ちた者だけが味わえる喜びに屈した。ダニーは自己を完全に失い、ついに自由を得た。それは恐ろしいことでもあり、美しいことでもある」と書き加えているが、これはわからないようでわかるようで、カルトが何故この世に存在しているかを暗に示しているような気がした。