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観終えて三時間ほど経ちますが何を観せられたのかさっぱり分かりません。多分この感覚が正常だと思ってるんだけどなぁ。
どうしても"へレディタリー"と比べてしまう本作、先に言っておくとそっちの方が好き。どちらも非日常的とはいえ、知らぬ間に家で起きてしまった恐怖と見知らぬ土地で半ば自ら踏み込んだ恐怖。より恐怖として植え付けられたのは前者でした。
個人的に(特に外国では)得体の知れないものを避けたい性格なので学生たちの考えに共感できないわけで。疑問を持ちながらの鑑賞が続きました。
とはいえ本作に絶大な効果があったパニック発作を起こすダニー(フローレンス･ピュー)、苦しむ演技にこちらまでやられる。
なんだかんだ一番怖かったのは冒頭クレジット前かもしれん。なんとなく予感できた妹と両親の死→叫び声！叫び声！
そして個人的に大絶賛すぎる場面でもある。叫び声にもサイレンにも聞こえる楽器の音、恐怖を煽る音楽を聞いてこれだこれだとウズウズする。
窓の外の景観になった次の瞬間うっすらとスクリーン中央に映る"A24 PRESENTS"、ここでクレジット！カッコよすぎる…。既にYouTubeでここだけは観まくった。
とまぁ褒めるのはこの辺にして本編、"へレディタリー"と同じで最初からエンジン全開ではないんだろうなと思ってましたがその通り。中盤までは伏線散りばめタイム。
やっぱ一つ目の関門は爺さん婆さんの飛び降りシーンでしょう。グロは正直大丈夫。それを真剣に平気な顔で見る人たちが不気味で無理。あと爺さん一発で死にきってくれ。杵でぺちゃっと潰す感じ生々しすぎた🤢
ここから展開加速するのかと思ったらそうでもなくまだまだゆっくり。
それから盗撮や立小便をきっかけにどんどん人が消え、不可解なことが起きまくる。同時に変に誘惑されるクリスチャン(ジャック･レイナー)と馴染んでいくダニー。
そして始まる脳筋スポ根ダンスバトル(？)、最後まで踊ってた人が栄冠を勝ち取るという私立恵比寿中学の"サドンデス"のような展開。このシーンがやけに長い笑
その後、ピントの合わない部分は基本歪んでいる画が続くのもどうかと思う。
ここまで奇妙な場面は連発していましたが正直まだぬるかったです。
はい、服を脱いでからが本番でした㊙️
いやー、そのー、丸見えなのはまぁいいとして(？(麻痺してる？))、何してるんですか周りの方。あのー、みんなで見るものじゃないと思いますし、すぐ側に来て一緒に声出すのも違うと思うんですよ…。クリスチャンの困惑顔…。挙句の果てにケツを押し始めたり、ｱｱｱｱｱｱｱ言い始めますし、何見せられてんのこれ😶 嫌なシチュエーション文句なしの第一位。
それを覗き見したダニー、パニック起こして女性のお仲間と地に伏せてｱｱｱｱｱｱｱ😫、ｱｱｱｱｱｱｱ😫 どこかに脱力が混じってるというか、ひときわ不気味な叫び声でした。
ラストはみんな仲良く謎の建物でキャンプファイヤー。すました顔でいたホルガの奴らが熱がり始めたときは笑ってしまったが、外の連中が泣きわめき悶える姿は超絶鳥肌。やめてくれマジで不気味。
それなのになんだこりゃ、今くるよスタイルの花畑牧場ダニーがニコッとするとこちらも力が抜けていく変な感じ。そしてエンドロール。は？どういう感覚やこれ。
とまぁ史上最高レベルで長文だがこれだけ書いてもスッキリしない。やっぱり自分の想像以上のものが起きすぎとる。
「じゃあ鶏小屋に人を吊るしてみようか」
「内臓くり抜いてフルーツ詰めようか」
「あ！逆に内臓部分に人間入れちゃう？」
「パイに陰毛混ぜちゃえ」
えー、アリ･アスターさん、これ全部あなたが考えたんですか、頭おかしいですよ。
この映画、ちょっと日本での知名度高くないか、周りの映画好きじゃない人でも知っとる。そんな人らが観たらあかん映画やけど、うーん、地獄を味わってくれ…。
実は同期と観に行く約束していたのにフライングしてしまったので、近いうちにもう一度観ないといけないんですｱｱｱｱｱｱｱ
