このレビューはネタバレを含みます
話題のホラー作品ならマスト！と思い劇場へ。
手前で同監督のヘレディタリーも見て、雰囲気をつかんでから劇場へ。
ヘレディタリーの感想は別途。
鑑賞後の第一印象は、思ったよりも異常でもなんでもなかったなと。
鑑賞前に、明るいバッドトリップだとか、放心状態になる、ヤバイなど
ネタバレのない程度のレビューは見ていたので
ワクワクしすぎたのかもしれない。
村の風習が、現在の社会から見たら異様かもしれないが
これまでの社会のなかでも各地でみられた文化、風習も多く
理由がわかりやすく村の存続のためだったので、理解できる部分が多かった。
訪問した外部者は民俗学のフィールドワーク的にアウト行動を取りまくるので（訪問先の文化の否定、非難、禁忌をやぶること、神聖なものとしているものを汚す事等）あの過激文化圏ではアレされても仕方ないという気もする・・・面白半分で知識もなく異なる文化圏に踏み入るのは今の社会でも危険だし。
主人公の彼氏だけは、とくだんタブー行動をしてないし、巻き込まれただけに見えたので少し気の毒でしたが、そもそもあの文化圏で
儀式のために死ぬことは罰ではなく、むしろ光栄なことだからなあ。
他の方のレビューにもあったのだが、これはキリスト教圏のほうが
拒否反応がでるだろうなと。日本人の思想だと昔は日本もこんなんだったし、正直今も田舎の思想としては近いものがあると思う。
異様だとすれば、村の妙に明るい雰囲気くらい。宗教団体の隠れ里っぽい。笑 みんな常にハイというか。ナチュラル麻薬も常用してるっぽいからかもしれないけど。
一緒に見に行った友人が、主人公の独り立ち映画と言っていたが
主人公目線だとそうなのかもしれない。でも依存が人⇒村になっただけの気もする。
鑑賞後に割れたレビューや考察を見るのが楽しかった加点で+0.5。
人によってこんなに感想割れる、議論が生じるという意味では
映画として成功しているのかもしれない。ジョーカーも似た感じだったな。
ディレクターズカットまでは、改めて見ないかなあ・・・。
