狭須があこ

マイラの狭須があこのレビュー・感想・評価

マイラ(1970年製作の映画)
4.1
健康診断と称して脳筋にセクハラしまくる美女(元男)キチガイムービーだこれ

「男らしさ」「女らしさ」を嫌う最近の風潮あるじゃないですか。
コレ、1970年の作品やぞ!
ヒュウ!進んでるな! 元男のフェミニストがおったらそれはもう、最強ですよね

しかも暗喩コラージュという映画技法を開拓しててめちゃくちゃ感心した
1970年!?
先進映画過ぎでは?
最初クセが強ぇ!!と思ったけど、慣れてきたらむしろクセになって、カット入るたびに内心を代弁されて面白くて笑っちゃった

これ作った人映画大好きでしょぜったいに。
こんな映画キライになれるワケがないですわ。

ところで私、フェミニズムが聞く価値のある学問になるにはあと100年かかると思ってるんですけど、なぜかというと「正義」と「性癖」の両立は絶対に矛盾をはらむからです。

どちらかを通せば、どちらかに嘘が出る。
マイラの「正義」と「性癖」は、そうやって大バトルしてるんですね。

アタマの悪い意見を垂れ流すこのクソ野郎を、私の正義は許せない。でもこのクソ野郎、カラダはめちゃくちゃどタイプ、性癖。

さぁさぁ、一体どうするマイラ??

それでも女の子には優しいマイラ、きっと理想のフェミニストです。
舞い踊るラクエルウェルチ、めちゃくちゃきれーだなぁ
狭須があこ

狭須があこ