しょう

TENET テネットのしょうのネタバレレビュー・内容・結末

TENET テネット(2020年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

これまで、クリストファー・ノーラン作品は『インターステラー』『メメント』を鑑賞済み。
相変わらず難解なのは変わらないが、映像としての面白さや少しずつ謎解きされていく感覚などはこれまでより癖になる一作だった。

苦労したのは、各キャラクターがどういう立場の人なのか把握することである。
普通の映画作品なら、何なら字幕で自己紹介がついていることもあるが、そんな親切なことは一切されない。
(そんな親切な作品なら、主人公が名無しってことがそもそもないだろう(笑))

ただ、最後まで観て振り返ると、この誰が何なのかということすらも、主人公と一緒に知っていく経験が必要なのだろう。
細かい構造や仕掛けを楽しむなら、2回目以降の方が絶対いいが、あのもやもやとワクワクを楽しめるのは1回目だけである。
やはり「無知は武器」なのだ。
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