キエフで作戦行動中だった主人公が敵の手に落ち自殺用カプセルを飲み込んだ。しかしそれは偽薬で、目が覚めた彼はある機関の一員として迎えられる。機関の目的は、「敵」と冷戦を繰り広げ第三次大戦を食い止めることだった。「敵」…それは未来。未来からの指示を受け世界を破滅に導こうと企む武器商人セイターを倒すため、主人公は相棒ニールと共に活動を開始する。
…くらいのあらすじは許容範囲かな?観ました、「テネット」。
今回はあまりネタバレなしで^_^
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ざっくり言うと、007にBTTFを足してターミネーターで割った感じのプロット。80年代映画に親しんだ者には楽しいし、逆行世界描写は懐かしいカーペンターの「クリスティーン」を思い出させるチープ感。しかし逆行映像に順行の映像が重なるので、絶対に現代のデジタル技術じゃなきゃ作れない作品になってます。ノーランらしく、デカイ風呂敷で煙に巻いて、やっぱりバディの友情やセンチメンタリズムが主になっていました。こーゆー何度も見返したくなる作品が、ワーナーで作られるのは本当にありがたい。だってBlu-rayは早めに廉価になって1000円くらいになるからね(笑)。しかし映画館復活の起爆剤ですからみんな劇場で観ようね!