これは来た。
まず田中好子さんの貫禄ある登場に度肝を抜かれた。凄みのある佇まい。終始存在感抜群。
家族や家族以外の脇役陣の演技も良いのだが、もう群を抜いて魂が女優。
ベストキャスティング。松岡茉優、鈴木亮平、音尾琢真…主演は佐藤健か。
彼の演技はこれまで好み以前という認識だった。そして今作も上手いという訳ではなかった。しかし1番やられたのはクライマックスの彼の台詞。これは来た。上手い下手も大事だが、感動は来るか来ないかだ。で、これに出られたことが、今後の彼に影響をもたらすだろうと妄想する。
松岡茉優も名だたる女優達との共演が多く、これからまだまだ楽しみ。
鈴木亮平の演技は久々に観られて良かった。
子供時代が幼い子役でないのも良かった。
浅利陽介の髪型(笑)
MEGUMIはこういうのよく出るね。安定か。
大悟はなぜ?だけど、好きだからまぁいいや(笑)ずっと笑っちゃったじゃないか。
周囲の家族ぶりが…(謎)
温かいので良いけれどね。
ネタバレ見ないで観てほしい。
でも一言言わせてほしい。
ゆうちゃん、何でそんなことするの!
と思っていたらもう!そういうことかよ!(号泣)
合間に気を抜かせてくれる演出もあり、家族についての色々な思いがバランス良く映画の中にある。
蔵之介さんのところは対比だろう。父と母か。いや限定してはいけないだろうが、女である私はそこからだよ、と思う。
最近今期邦画ベスト何かなーと悩んでいたのだが。来た、と思う。
白石監督ってどんなバランス感覚なんだ。驚異。そして仕事量が凄すぎる。そんな風に私もなりたい(笑)