Punisher田中

スケアリーストーリーズ 怖い本のPunisher田中のレビュー・感想・評価

3.5
1968年のハロウィン、町外れの幽霊屋敷に忍び込んだスクールカースト底辺のステラたちは地下室で一冊の本を見つけるのだった。
ページを開けばそこには怖い話の数々が綴られており、作家志望だったステラは作品制作の参考にこっそり本を持ち帰るが、翌日に不可解な失踪事件が起きる。
内容は持ち帰った本の内容と同様、被害者の名前も一致していた。
そんな中、突如として本の余白ページに文字が浮き出ると、新たな恐怖の物語が始まるのだった.....

邦題や予告の雰囲気も相まって、ただただ脅かして終わりのホラーだと舐めてかかると痛い目を見る作品。
次々と容赦無く襲いかかってくるホラーな物語の数々、どの物語もかなり特徴的なクリーチャーがいるが、このクリーチャーで一本の映画を作ってくれ!!と願望が止まらないくらいどのクリーチャーも良い仕事をしていて最高。
恐怖演出もゴア描写も割とハードだなぁと思いきや、監督はあの「ジェーン・ドゥの解剖」を手掛けたアンドレ・ウーブレダルとは...!
更にはギレルモ・デル・トロが制作を担当しているなんて、こりゃ確かに良い作品になる訳だわ🤟
どの物語でも展開は""いつもの""といった感じだが、だからこそ純粋に楽しめるホラー作品となっているため、頭空っぽにしてホラーをキメたいなという時にはオススメの一本。