おりん

クロール ー凶暴領域ーのおりんのネタバレレビュー・内容・結末

クロール ー凶暴領域ー(2019年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

「私は最強捕食者」がモットーの女の子の愛と成長物語。A級ワニワニパニックムービーです。

まず、B級映画ではないことはお話ししておきたい。B級はB級の良さがあるんですけどね。
この映画は、お金かかってんなって感じます。

主人公のヘイリーは競泳の選手。クロールって題名も頷けますね。冒頭の朝練では、惜しくも負けてしまいます。萎えぽよヘイリー。
家庭環境はちょい複雑で、両親は離婚しています。父と連絡が取れないと姉に言われ、ヘイリーはハリケーンが迫る中、文句たらたら父を探しに行きます。

前に家族で住んでいた家の地下室に、父はいました。肩と脚に大怪我を負って。父をどうにか助け出そうとしていたところ…
「「「ドカァーーーーーン」」」
と、階段を突き破ってどでかいアリゲーターが登場。なんじゃこりゃ!!
アリゲーター2匹と地下室に閉じ込められます。

洪水で地下室に浸水。溺死のタイムリミットが迫る中、どう地下室から逃げ出すのか。家の外に出られたとしても、外にいる大量のワニから逃れられるのか…。

意識を取り戻したヘイリー父。
父はヘイリーの水泳のコーチをしてくれていました。休みの日はずっと2人きりで特訓です。ヘイリーはそのせいで両親が離婚したのだと胸を痛めていたのでした。
父はヘイリーに「お前は何だ」と問いかけます。
極限状態の中、2人にまた絆が生まれる様に、心打たれます。

泳ぎが得意なヘイリーvsワニ🐊
そういう場面も多々あります。時速32キロのアリゲーター相手に、流石に無理あるやろってシーンもご愛嬌。

<良かったところ>
・犬が死なない映画←大事
・父娘の絆
・娘の成長
・CGが丁寧

<もう一つなところ>
・泥棒3人、警官2人意外死人が出ない
・ワニに噛まれても元気に泳ぐ2人
・ワニに泳ぎで勝つ娘
・「最強捕食者舐めんな」ってセリフ


B級みたいにバカ笑いしながらは見れないのが良かったような、寂しいような、不思議な感覚。
全体的に丁寧でいい映画でした。
前評判を聞いて期待値が高かったので、なんかなぁって。星は気にしないでください。
おりん

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