パラサイト 半地下の家族のみゆのネタバレレビュー・内容・結末

ブラックユーモアも交えつつ、社会風刺が効いた衝撃的な作品だった。

最初は金持ち一家に貧乏一家が入り込み、騙されやがってとコメディチックで進んでいくのでパラサイトとはこの貧乏一家のことだと思っていたけど、実はもう寄生虫が地下にいるという衝撃展開。普通に気持ち悪い。
そのあと誕生パーティーに乱入したり社長刺したりと予想通りの展開だったけど、貧乏家族の父が地下利用して隠れる発想はなるほど〜と思った。誰が一番パラサイトだったんだろうか。

社長を殺すのは読めてたけど、臭いが気になると言われたり動作をされただけでプツンときてしまうのは国の特性があるのかなと思った。
息子が父に敬語で話していたけど、韓国は家長が一番偉いという風潮があると韓国ドラマとかを見て感じていたので、家長にとってバカにされる見下されるという行為はすごく屈辱的で耐えがたいことなんじゃないかと。
別の国の国民性も感じられるのでそういう観点でも楽しめた。
貧富の差も大雨のシーンでわかりやすく表現されていたし、お金の余裕は心の余裕という言葉を文字通り証明してくれる映画だった。

あとは結構ツイッターでも見かけたけど、パク・ソダムの便座の上座ってタバコ吸ってるシーン、あそこすごいすき。
パク・ソダムってあんな演技うまかったっけ？ってくらい光ってた。
机の下に隠れてたら金持ち夫婦があんあんしだしたシーンも面白かった。韓国ドラマだとエッチなシーンってあまりないので意外。

見終わったあとすごい疲れたので、面白かったけどもう一回見たいかと言われるともうお腹いっぱいって感じの映画でした。