昨今は映画も小説も女性目線の
作品が多い中、珍しく男っぽい
重厚な原作のボリュームを再現すべく
140分の見応え十分な作品。
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が、
序盤からのあまたの証言者の
証言シーンの連続でやや中だるみ。
お目当ての野木亜紀子さんの
小気味良い会話劇の脚本は影を潜め、
仕方のないことですが
説明セリフが乱発してしまいます。
ワンカット出演の証言者のキャストも
重鎮というか、昭和の時代を
色濃く背負った役者さん達の連続で
「ここまで、いる??」というのが
正直な感想。
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後半からラストまでの事件に
翻弄された人たちの心の叫びや
「罪の声」の真相がたたみかけられ
ようやく「キター!」という感じで
ラストはやはり野木さんらしさを
感じられる締めくくりだったのでは。
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正義とは
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知らなくて良いこと
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社会への反発として振りかざした
その手は何の罪もないはずの
子どもの未来を奪うということ
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今とは別の熱量のあった
昭和の時代の未解決事件を
テーマにした良くできた作品です。
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小栗くん、本当に最近は重厚感が増し
スクリーン映えする素敵は役者さんになったなと。
ハリウッドのゴジラでも大苦戦したという
英語は…でしたが。笑
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テーラーの店主のこれでもかというぐらい
スーツベストがお似合いの源ちゃんの
話しているのは京都弁?
ネイティブの人が聞いたらどうなんでしょう。
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オール関西ロケと
イギリスロンドンとヨークでの撮影は
今のwithコロナではなかなか出来ない
スケールと横浜や鎌倉のロケ地に
辟易していたので新鮮でした。京都行きたいな。
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とにもかくにも
宇野祥平さんの凄まじいお芝居に
注目です。
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あと、若葉くん
新聞の顔写真だけかと思ってヒヤヒヤした!笑