tetsu

午前0時、キスしに来てよのtetsuのレビュー・感想・評価

午前0時、キスしに来てよ(2019年製作の映画)
3.0
TOHOシネマズの1カ月フリーパスを獲得したので、何を血迷ってか、幾多の女子高生に混じって鑑賞。

人気男性タレント・綾瀬に憧れる平凡な女子高生・日奈々。
映画の撮影で、彼が自分の学校にやってくると知った彼女は、エキストラに参加することになり、思わぬことで彼と急接近していき...。

終盤に多少の捻りはあるものの、良くも悪くも安定の少女漫画実写化でしたね...。笑
エキストラの主人公が人気タレントと恋人になるという展開は、意外と珍しく、
僕自身も地元で同じ類いの映画の撮影でエキストラとして参加したこともあるので、「少女マンガ映画をメタ的に描ける新機軸なのでは?」と過剰な期待をしていましたが、そこまで広がりがなかったのは、少し残念でした...。

とはいえ、「映画の世界に憧れる主人公が、色々な経験を経て、少しずつ現実的に成長していく」という本筋には、観客側が親近感を覚えるような新奇性があって良かったです。

ところで、本作を鑑賞する際、どうせ女子高生だらけだろうなぁと思い、場内が暗くなった本編開始前に入場したのですが、その後、僕の前の座席と、その前の座席に、順番に独身男性が座り始めまして、独特の連帯感を味わいました。

劇中に登場した「あいつって、何か、空気清浄機みたいなんだよなぁ。」というパワーワードを自然と言える男になれるように、実生活でも頑張っていきたいと思いました。(白目)
tetsu

tetsu