Shu

パブリック 図書館の奇跡のShuのレビュー・感想・評価

パブリック 図書館の奇跡(2018年製作の映画)
4.0
「パブリック 図書館の奇跡」観てきた。
舞台はオハイオ州の公共図書館。記録意的な大寒波の影響で市の緊急シェルターが満杯で行き場を失ったホームレスたちが大挙して押し寄せる。彼らの気持ちを察した図書館員のスチュアートは成り行きではあったが図書館の出入り口をバリケートで封鎖。ホームレスたちと立て篭もり行動を共にする。しかしマスコミの報道、政治的思惑によってあらぬ方向に・・・ってな話。
主演は製作・監督・脚本も務めるエミリオ・エステベス。
冒頭に迷惑な図書館の利用者が何人もやってくるくだりがあったが図書館員も大変だ。実物大の地球儀が欲しいってw
冒頭の歌が印象的。
コメディ要素を交えつつ、決して重くはならないバランスのいい作品。
今の格差社会問題を抱えたアメリカの現状に合ったストーリーで伝えたいことが明確、エステベス監督の真摯な気持ちと熱を感じた。
とは言え、少々もの足りなさも感じたのも事実。それぞれキャラクターにもう少し深みのある作りだったらもっと傑作になったかもしれない。
某ク◯ーネン◯ーグ作品のくだりは吹いたなぁw
アホな弟のチャーリー・シーンとは裏腹に兄のエミリオ・エステベスは堅実に誠実に役者人生送ってるのね。
クリスチャン・スレーター久しぶりに見たけど年取ったな〜
若いときイケメンだったのに。まぁ元々やんちゃな悪人顔は健在で、さらに深みのある悪人顔になってたw
「黄色系チラシは良作の法則」に辛うじて入った…かな。
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