不慮の事故で視力を失い、また最愛の弟を亡くした元警察官が、怪しい現場に遭遇し、匂い、声などから誘拐を疑い、犯人を探す物語です。
元は韓国映画の、ようですが、犯人の狂気はその幼稚な動機と容赦ない殺害行動、言うならばまさにサイコパス。
そんな脅迫犯に目が見えない主人公なつめは挑んでいきます。
とにかく吉岡里帆さんの演技は素晴らしい。目が見えない方の表情、盲目犬の扱い方、すごいリアルです。
「パル、ゴー!」
一方で残念だったのが、人が死にすぎることでしょうか。この人は生きて欲しかった人が、無惨に殺されます。これは、悲しい。悲しい。
あの人は死んでほしくなかった。定年前で、なつめにも協力してくれたのに、、、
全体的には、最後まで見られるくらい引き付けられます。
ちょっとグロいですが、それを我慢(自分は目をつぶります)したら、十分見られる良サスペンス映画でした。