来ました！三池崇史演出のバカ映画！
クビがちょん切れる冒頭でこの作品のトンマナを確信してしまった。
真面目にやるのは序盤の人物説明くらいで、一頻りそれが終われば後はジェットコースターのごとく怒涛の(アホな)展開が鑑賞者の脳みそを溶かしていく。
クライマックスの夜のホームセンターでの乱戦は『イコライザー』を彷彿とさせるが、別にその場にある売り物を即席で活用するとかのアイデアは全くない。
ヤクザと中国マフィア、警察の大混戦の中逃げ惑う2人。
何でマフィアの構成員相手にボクサーがあんなボコボコになってんの？との疑問は持ったものの、ヤンキー映画さながらの窪田正孝の演技(めっちゃ良かった)に大笑いしながら楽しんだ。
終始役者のテンションと巧さで成り立っているなーと感じつつ、演出でもそれなりに手綱を引いてる感じはあった。
脚本のダサさにも笑えるし、ホントに浅く薄く笑えるエンターテイメント作品だった。
久々に見た内野聖陽は役の良さも相まって渋くかっこよかった。
