「ニセ家族でも思い出の一部」
MCUフェーズ4が一発目の映画(ドラマシリーズを経て)は、アベンジャーズの一員、ブラック・ウィドウ初主演作品。本編を見た人には分かるだろうが、MCUの時系列的には過去で、「シビル・ウォー」の後にアベンジャーズから離れて、世界中から追われる身となっていた時の話。
ナターシャの子供時代から始まるが、まあ序盤で分かるから言っちゃうけど最初の家族は全てニセモノで、そのニセモノ家族とまた一致団結して生きていたドレイコフともどもレッドルームを改めてぶっ壊そうみたいな感じ。最近複雑なドラマシリーズのMCU(特にロキ)見てたからか、こういう分かりやすい展開はスッと入ってきて楽しめたわ。
このニセ家族たちのキャラがまた立っていて良い。親父が過去回想と現在の姿じゃ全然違くて髭ボーボーの空気読めない臭いオッサンになってんのが笑った。妹のエレーナがナターシャに悪態付くけどその裏では会いたかった的な感情が入り混じってるのも良い。ツンデレ。ウィドウのキメポーズを茶化してるのが笑った。
アクションシーンはいつも通り凄かったけど、今回はレッドルームが爆破されて脱出する際の空中シーンがメッチャ良かった。
ちょっとご都合主義的なのと、ドレイコフがやっぱ小物だったのは残念かな。レッドルームの潜入のトコは仕掛けがあるんだろうなってのはバレバレだし。これからブラック・ウィドウというヒーローはどうなるのかがこの映画見て改めて楽しみになった。