マティアス＆マキシムの掃き溜めくんのネタバレレビュー・内容・結末

映画でのキスシーンがキッカケで、同性の幼馴染への好意に気づいてしまう物語。
マティアスはマキシムに対する友情と性愛で葛藤していて、マキシムはマキシムで母親との確執で苦しんでいる様がリアルで生々しかった。『Mommy』でも思ったけど、ドラン監督は鬱屈とした家庭不和を描くのが上手すぎて、観ているとこちらまで胸が痛くなる。ただ、周りの友人たちには恵まれていて、マキシムが周囲の人達から愛されているのが分かるので、そこがこの作品の救いだった。
マティアスとマキシムがパーティーの夜に2人きりで過ごすシーンが1番印象に残っていて、抑えきれない想いがぶつかり合う姿がとても美しかった。
マキシム役の俳優さんがすごく魅力的だし、顔に痣があるのがさらに美しさを際立たせててかなり好きだった。目の保養です。