このレビューはネタバレを含みます
一言で言うと脚本が秀逸な作品だった。原作は不朽のSF小説と知り、そちらも気になった。吹き替え版を視聴したのだけど、重要な役を演じていたのが斎賀みつきさんですごくハマり役だった。
最後まで観て感じたこととしては、同じところを巡り続けた主人公は結局救われないし、自己完結の物語になってしまっているということだ。
始まりも終わりも愛した人も戦うべき相手も全て己なので、ストーリーとしては無茶苦茶面白いのだけど着地点としてはこの主人公結局何も成長してないのでは…という虚しさを覚えてしまう。
伏線回収が見事なので、最後まで見終わったあとに最初からもう一度見返したくなる魅力が詰まっている作品ではある。結末以外はめちゃくちゃ好きだった。