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ANNA/アナのdm10foreverのレビュー・感想・評価

ANNA/アナ(2019年製作の映画)
4.0
【渇望】
はぁぁぁぁぁぁ。
ひっさし振りの劇場だよ・・・。
そうそう、この椅子。この匂い。この音。この高揚感。
まだまだ完全解禁という雰囲気ではないにせよ、自分にとって大切なピースが欠けたままの生活はやっぱりストレスも溜まってたんだな~って・・・うすうす思ってた。
でも、世間的には「じゃ、映画館行ってくるわ!」って大手を振って言えない空気感もまだある。
一旦染み付いた「自粛」という頑固な観念は中々消えないよね。
もしかしたらウイルスよりも厄介かもね。


そんなこんなで復帰第一弾に選んだのがこの作品「ANNA」でした。
正直「パラサイト~モノクロVer」とか「デッド・ドント・ダイ」とか、新作公開が少ないなりにも気になる作品はあるわけで・・・というか、とにかく「新しい血(知)をくれ~!」とドラキュラ伯爵ばりに餓えていましたので、正直、スケジュールさえあえば昨日に関してはどれでも良かったんだけどね(笑)


でね~この作品は中々面白い造りになってます。
単純に「二重スパイ」とか「スタイリッシュアクション」とか視覚的に入ってくる直感的な情報だけではなく「映画(物語)の構成」としてね。
だから、さら~っと見ていても結構面白いんだけど、どっちかというと後からジワっとくる感じがあって、実はそこら辺を帰り道を歩きながら考えてみると意外と面白いところに気がついたり・・・。

結構悲しいテーマが根底にある割には展開や映像がポップな感じで作られているのでそんなに暗くもならず・・・その分「軽く」感じるかもしれないけど・・。

ということで、以降ネタばれコメ欄へ
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