タリバン支配下では、外で笑うことも禁止だったのですね⋯
俳優陣で知っていたのはスワン・アルローとヒアム・アッバスのみでしたが
「なんか見たことある表情だなぁ⋯」
と思いながら観ていたら、登場人物達は、声を演じた俳優に寄せて描かれていたのですね。
【 全ての男性は一緒なのだ 】と
夫に当て付けのように怒りをぶつけるのは間違っているのでは!? と思い、観賞後もしばらく考えていたのですが、それは私が縛られるものがなく自由に生活出来ているからであり、その日常を当然のように感じている自分が恥ずかしく、空気がよめない人間のようで、まるで横柄な人間のようで、異なる境遇の下で生活している人達を理解出来ない人間のようで、そんな自分が嫌になりました。
私の中ではそれほど起伏なく静かに見つめていたのですが、最後、老人の言葉に胸を打たれ、その想いの深さと重みに押されるように、すっと一筋、涙が流れました。
今思えば、無惨で残酷で えげつない表現もたくさんありましたが、優しくやわらかいタッチのアニメーションで描かれていたため、そのようなシーンを観ても 嫌な気分にはなりましたが、それほど疲弊せずにすみました。
文章では際限なく想像が膨らみ しんどくなるかもしれませんが、原作とは設定など異なる部分があるとのこと。
いつか チャレンジしたいと思います。