レミとレオ
この年代って、本当に難しい
まわりの目も気になるし、冷やかされるなんて以てのほか。
環境が変わると新しい友人といつもと違うことをしてみたくもなるし、なんだか今までの仲が鬱陶しく感じ、つい気まぐれで 冷たく接してしまったり⋯
ちょっとした態度やすれ違いから悩んだ経験、誰にでもありますよね!?
ただ、それが原因で
取り返しのつかないことになるなんて
思いも寄らなかった⋯
いろいろな人の想いが理解出来るため、なんかもう 多方面から胸が締め付けられますが、脚本はもちろん、レミ役とレオ役の子の演技が素晴らしく、辛くて苦しくて涙が止まらなくなっても、残酷な心理描写があっても、目が離せなかった。
すぐにまた観賞したいかと聞かれたら正直返答に迷いますが、それは傷痕のように身体の表面から心の奥深くまで刻み込まれ、私にとって 強い衝撃とともに、忘れられない作品の一つとなりました。
まるでレミの心を表しているかのよう。
オーボエの音がとても優しく澄んでいて、あの伸びやかな音色は、何時いつまでも聞いていたかった⋯
秀逸です。
いい映画でした。