増幅する能力
効果的な不協和音
歯止めをかけず暴走する姿が、
全く 末恐ろしい⋯
終始、不穏 且つ 不安定。
とにかく不気味で息苦しくて、どうにか気持ちを切り替えたかったのですが、「 やっと解放される!」 と安堵しかけたエンドロール中までもずぶずぶと沼の奥底まで引きずり込まれていくような感覚に苛まれ、非常にしんどく、まるでこの世界から安易に抜け出すことなど許されないかのようでした。
なんか面白そう!
と、軽い気持ちで観に行ったのですが、残響のようにじわじわとまとわりついてくる不快な余韻とともに、思いっきり牽制されてしまいました。
( 北欧好きだし、好みの作品だと思ったんだけどなぁ⋯ )
ただ、全体的に薄暗い雰囲気は
この地 独特の風土と相性がいいと思ったし、さらに、思わず目を引く見事なフライヤー!
そして何より、子どもたちの演技がとても素晴らしかったです。