りょう

音楽のりょうのレビュー・感想・評価

音楽(2019年製作の映画)
4.0
あけましておめでとうございます。
新年1発目は景気よく音楽系の作品で勢いをつけようと、前から気になっていたこの作品を選びました。

結果、一発目からとんでもない作品を選んでしまった・・・。

全体的にシュールな作りになっているので、深読みしたい気持ちになりますが、どちらかというと衝動として受け取るべき作品だと解釈しました。何に対しても無気力な研二が内に秘めていた衝動、そして少しの成長。亜矢をディズニーランドに誘う最後のシーンがとても印象的でした。

初めてエレキベースをアンプにつないで音を出した時の気持ちよさ、バンド名決める時のこっぱずかしい感じ、ストラップ外れがち、など個人的には若かりし頃の記憶をよみがえらせてくれた。

全く前知識なしで見たので、こんな作品だとは知らなかったですが、後から調べてみると、研二はゆらゆら帝国の人、大場は竹中直人、そしてあの声は・・・!

音楽って何をもってすごいとなるのかが人ぞれぞれなところがすごい。古武術の音楽も、何これと思う人もいれば、前衛的と捉える人もいて、だから面白い。この作品自体も万人に受けるものではないと思われる。作り手や演者側の豪華さは置いておいて、なんだこれ!?という衝撃を味わってほしい。
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