Benito

ミッドウェイのBenitoのレビュー・感想・評価

ミッドウェイ(2019年製作の映画)
3.6
【 エメリッヒ会心の戦争大作映画 】

真珠湾攻撃やミッドウェイ海戦を舞台にした映画は数あれど、今回の作品は製作費が相当投入されて、凄く迫力があって別格なのが分かる。そして監督は大作なら任せておけ! のローランド・エメリッヒ。

第二次世界大戦中の1942年6月5日から7日に起きたアメリカ領ミッドウェー島付近で行われた海戦が舞台。史実としては日本海軍は空母4隻、艦載機約290機を喪失、戦死者3000人。アメリカ海軍も空母1隻と多数の戦闘機を喪失、戦死者300名という凄惨な戦いをエンタメにした本作。

メインの日本人役者の山本五十六役の豊川悦司をはじめ浅野忠信、國村隼らの日本語が誇らしい。ハリウッドは人種の多様性を意識していることもあって一昔前とは違って、最近の日本人の描き方は改善されてる感じ。まだ、日系の俳優のアクセントは微妙だけど。。

そして、米軍による急降下爆撃のシーン、その視点の凄いこと。日本の戦艦に垂直に急降下して、対空砲火を避けて、ギリギリのとこで爆弾を落とし、飛び去っていくその緊迫感や疾走感は最高。もちろん零戦も空を縦横無尽に飛び回ってた。

劇伴はエメリッヒ作品常連のオーストリア人のトーマス・ワンカー。
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