ボリウッドだが、むやみやたらな歌ったり踊ったりが無いタイプ。どちらかと言えば欧米や日本映画のトーンに近い？
ストーリーは、インドの過酷なお受験戦争を背景に、ヒンディミディアム(ヒンディ語で授業をする公立校）出身のミドルクラスの夫婦が、娘の幸せを願いイングリッシュミディアムの私立校に何としてでも入学させようとするドタバタを描いたもの。
今の日本はそもそも貧富の上下の差がインド程開いていないし、こんな過酷で極端なものはないけれど、ラージとミータのメンタルな部分はどこの国であっても、もちろん日本でもあるよねと思った次第です(笑)
私的には、インドって大変ねぇという感じではなく、周囲でも心理的なこのパラドックスに陥る人っているよね～という感じでした。
ミータが娘の将来のためには何が何でもイングリッシュミディアムに入れなきゃと思いつめ空回りする様、ミータに引きずられる形でラージもどんどんお受験にハマっていく様、最終的になりふり構わずの最終手段に訴えるところ等、いやいやここまでやる？って滑稽で笑ってしまうけど、あぁこういうパターンいるいるとも思うし、スラムで得た友情にほだされていく様とか、罪悪感を娘の幸せのために別の代償であがなおうとする様とか、利己的になり切れない人情味にちょっと辛いモヤモヤ感も感じる。
それにしてもミータ役のサバー・カマル めちゃくちゃ美人だった！
