雨宮はな

フェイクの雨宮はなのレビュー・感想・評価

フェイク(1997年製作の映画)
3.0
ダーツバーのマスターに勧められて観賞。
パロディも多くあるとのことで、そちらも楽しみ。

時間が経つごとにレフティ(デ・ニーロ)から生気が無くなり老け込んでいくようにみえている。
レフティが最後の準備をするシーンが切ない。
妻への愛が動作や行動から伝わってくる。
少しでも生活と心の支えを残そうとしているのがわかるし、気づけるように引き出しをわざと少し開けておくのも心にくる。
「遺書無しの自殺のようなもの」だと確かに言える。

最後、ジョーの顔から完全に表情が消えていたのがつらい。
レフティとのつながりが強すぎて心が死んでしまったのでは、と考えられる。
ジョー妻に終始苛々させられる。
妻としても母としても最悪な女。
雨宮はな

雨宮はな