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EXITのnnのレビュー・感想・評価

EXIT(2019年製作の映画)
3.6
オンライン試写会に当選したので、金曜の夜、夫と鑑賞会。
家で観られるというのは気楽で楽しい。
ほろよい片手にソファでくつろぎながらスタート!

主人公ヨンナム役のチョ・ジョンソク氏は、昭和の日本の映画俳優っぽい。
志垣太郎氏とかを思い出す。(出た出た!自分の知ってる世界に置き換えないとしっくりこないもので・・・)
ヒロインのウィジュを演じるユナは「少女時代」のメンバーだった子。
普通っぽいところがとても可愛い。
パニック状態の中での脱出劇なのだが、ここそこに韓国ドラマによくある感じのコミカルさが漂う。
ヨンナムの頼りないような人の良さそうなダメっぷりが、気の強いお姉ちゃんとのやりとりで一瞬でわかる。
色々あってこの二人が取り残されることになる。
そこから始まるドキドキハラハラのシーン。
これはスクリーンで見た方が迫力は伝わるかもね〜
いくら我が家のテレビのインチも大きくなったとはいえ、まだまだ臨場感という点では足りませぬ。
定年退職後の夫の夢はホームシアター。自分の部屋で大音響で音楽聞いたり映像見たりしたいらしい。
来年の今頃にオンライン試写会に当選した暁には実現できてるかしらん。


文句言いの夫が「ツッコミどころ満載だな」とか呟くのを無視して鑑賞終了。
ワタクシは、楽しめたわ。
悪者はウィジュの職場の上司だけで、あとは基本的にいい人達だし、単純にドキドキハラハラできるというのは面白い。
毒ガス撒いた犯人の扱いは、犯人もびっくりするくらい小さく、ただただお人好しヨンナムと責任感の強いウィジュ二人が山岳部(いや、ワタクシ最後まで彼らはボルダリング部出身だと思い込んでいた)だったということだけで
ひたすら過酷な状況へ突進していく映画である。

後から夫に、どこがツッコミどころだったのか尋ねると・・・
てっきりワタクシは、理系のヤツなのでこの「毒ガス」の成分とか(上に上に上がるものだった)
建築物の構造とかに文句つけるのかと思いきや、
二人だけ残される状況とか、なぜ残された二人を救助に来ない?だったので拍子抜け。
思わず失笑すると、またも彼の地雷を踏んだらしく「君がいつも言うだろう、いかにフィクションをフィクションらしからぬように見せるかが肝心だって!」
しまいには「シン・ゴジラは・・・」と言い出す始末。
いやいやいや、そんなこと言いだしたら素人演劇とアラジン比べるようなもんでしょ(・・・そのたとえもかばい方もなんだか嬉しくありません・・・EXIT製作陣心の声)
そんなこというなら、現場もちょーパニクってたんだよっっっ。
ここに二人に残したけど、救助ヘリは勝手にまたそこに再出動はできなくて、上からの指令なんだよっ。

落ち着けあたし。
もしこの状況に遭遇してしまったら、真っ先にあたし死ぬなあ〜あんなに走れないし。
高いとこ怖いし。
でも死にたくないから、明日から少し体力筋力つけようと思いました。
nn

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