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クイーン&スリムのroppuのレビュー・感想・評価

クイーン&スリム(2019年製作の映画)
3.9
普段こういう、ミュージックビデオ風映画には片っ端から文句を浸けたくなるのだが、、、

監督はビヨンセやリアーナのミュージックビデオで知られるようなメリーナ・マツーカス、脚本はNETFLIXショウのシリーズ等で人気のリーナ・ウェイス、主演は『ゲット・アウト』のダニエル・カルーヤ、音楽はブラッド・オレンジと、もうあからさまにおしゃれな野郎のヒップな映画。ヒップ過ぎ。

最近のヒップホップ系の音楽に、まあ確かに、MV風な画がつらつら続くが、それでいて、ストーリーがめちゃめちゃ王道のボニー・アンド・クラウド映画であり、ブラック・マター映画である。

ガスステーション、ダンスフロア、叔父の家などなど様々なシーンが2人の通過点として登場するが、ここに人種的な文化が表現される、これが、惜しくも悲しく、強い。
なにせ車の中でのセックスシーン、それにミックスしてみせられるプロテストのイメージの行き交いが印象的で、ダニエル・カルーヤ、ホット過ぎ。

雑誌の1ページのコンセプトの様だったりして、「斬新な映画」とはほど遠いのだが、このような映画が存在するということに関しては、アプリシエイトしたい。
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