15日、試写会にて鑑賞。
舞台は通夜の席での出来事。そこで語られる亡き父との思い出、出来事。
回想となり見せていく作り。
設定というか、亡くなってから語られる亡き人との物語はよくあるといえばそうなわけで…
しかし 総じて丁寧に作られているため、最後まで家族ドラマとしてじっくり見ることができ 飽きずにね。
特に題名の晩餐からわかるとおり、食がキーとなり 回想とリンクする作りは巧いし 良いね。
そして 通夜にいないある人の不在が、謎となり その秘密が最後まで引っ張って見せてくれて!
その秘密は正直 期待値が高かったこともあり こんなものかぁとも思ったが、ある種 リアルであり それを語る斉藤由貴の好演もあり 受け入れられて。
けっこう内容が内容だけに ダメな人も多いとは思うけど…
とはいえ、家族たちを演じた実力派 俳優陣が素晴らしく
主演といえる染谷将太は こういう ちと冷めた感じはやっぱりハマっているし、姉となる戸田恵梨香も流石。窪塚洋介は登場から存在感がね、そして 永瀬正敏が軸となる父役ということで
斉藤由貴は先ほど書いたとおり 彼女あってこそのね。
総じていえば 非常に良く出来ていて 満足だし、これが長編デビュー作という監督の力を感じました。