リバー

ある男のリバーのレビュー・感想・評価

ある男(2022年製作の映画)
4.0
7日、試写会にて鑑賞。

原作を読んでいたので、ストーリー展開は知っていながらも 原作の良さもあり、またよくまとめられた脚本で、最後まで引き込まれて!

ある種の人探しじゃないけど、隠された過去を探るミステリー的な感じもあり 普通に楽しめるというか。

もちろん、それだけじゃなく それぞれの過去や出生、親や家族の問題が深いドラマと重なり見ごたえありで。

出演者はこれだけ揃っていればな!
主演の妻夫木聡の受けの抑えた演技も良いし、安藤サクラの自然さはやっぱり凄いなあと、影のある窪田正孝も好演で。
柄本明はいつも以上の怪演で流石!

ただ、この豪華キャスト陣に惹かれていくと、いわゆるエンタメ作品ではないので、人は選ぶかな…
とはいえ、普通に面白いとは思うけど

最後もまた余韻が残るというか、あのバーのシーンが最後というのも巧いなぁと。

石川慶監督だから期待はしていたけど、今作でもハズレなく、見逃せない監督の1人になったなぁと。
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