お互い子どもを連れながらの再婚
いわゆるステップファミリーとして
5年間一緒に生活した「家族」が
亡くなった父の通夜で再会し、
母が作る「通夜ふるまい」の料理を
通しての回想と家族の秘密を知っていく
ストーリーはとても静かに
余白を多く取りながら展開していきます
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静かな中にも「家族とは」
普遍的なテーマに真っ向から
立ち向かう姿勢と
「食べること」は生きること
さらには家族をつなげること
に誘われたような印象を受けた作品です
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常盤司郎監督は本作が長編デビュー作で
構想7年のオリジナル脚本のテーマは
「家族」。編集まで一貫してやる
スタイルは是枝監督を連想せずには
いられませんでした
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鑑賞目的のひとつの窪塚洋介
家族を回想から現実に引き戻す
キーマンでしたが、素晴らしかった!
控えめだけど華のある役どころが
ぴったりでした
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窪塚くん同様脚本に惚れて
オファーを快諾した永瀬正敏さんや
今や朝ドラヒロインの戸田恵梨香ちゃん
お芝居させたらかなり好きかもの
染谷くん、そして秘密を打ち明けても
まだ影がありまくりな斉藤由貴さん、笑
下手な役者が出てきたら、途端に興ざめしてしまう作品なので、本当にみなさん素晴らしかったです
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が、たまげたのは
戸田恵梨香ちゃんの子供時代を
演じた、森七菜ちゃん!
天気の子の声優として注目されたけど、
彼女のお芝居、さらにこれから
大注目です!
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もう、会うことが出来ない家族のこと
「いつ、誰と、何を食べたのか」
そんなことをじん、と胸に
染み込ませながら観た作品でした