Nana

権利への階段のNanaのレビュー・感想・評価

権利への階段(2017年製作の映画)
4.0
ヘレナボナムカーター、ヒラリースワンクが、プロデュースと主演をつとめた実話を元にした感動作。
邦題がセンスないけど、見てよかったです。

1980年代、精神病院の患者は本人の意志と関係なく扱いやすくするために投薬や注射、監禁され精神だけではなく、肉体まで副作用に苦しんでいたとは💦

勇気を出して弁護士に相談した患者と、弁護士がたくさんの精神病患者を代表して、投薬に本人の意志を反映する訴訟を起こしたお話です。

ヒラリースワンクが演じた弁護士がネイティブ・アメリカンの血を継ぎ、家族の病気に心を痛め、看護師から弁護士になって、私生活を投げ出して全力で病気の人に尽くす、嘘みたいなスーパーウーマン。
大ぶりのアクセサリーや、後半は女性らしいファッションで、とてもきれいでした。

弁護士、医療関係者、宗教関係者と、弱い立場の人を励ます人がいろいろ出てくるけど、彼らを思いやり、力づけたのも患者の女性。
仕事だけじゃなくて、お互い助け合って、いい世界が創られるんだなあ…と思いました。😭
Nana

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