最近、レビューを書きたくなるような映画を見られていないので、筆が進まない。あまり書かなすぎるのもあれなので、本作について少し覚え書き。テレビ放映を録画してあって、ちょっと前に見た。
ルパン、次元、五右衛門、不二子、銭形。何だかこの５人が実在していて、彼らが「すみません、今回は広瀬すずさんと吉田鋼太郎さんと藤原竜也さんと一緒に、『ルパン三世』のパロディコントに出演してください。セットはまぁまぁ凝ってますから！」などとテレビ局に頼まれて、脚本もイマイチだが仕方なく出た、というような作品だと思った。この５人が出ているからタイトルが「ルパン三世」になったのだろう、というぐらいにしか言えない作品。
ルパン三世は本質的に犯罪者なので、コンプライアンスの制約がある今の時代に、子どもも楽しめるような新作をつくるのには限界があるのだろうか。謎解きと人助けをする話はカリオストロでやっているので、どうやっても既視感がある。
例えばアルカトラズ刑務所のような孤島の牢獄で、終身刑を受けている老いた囚人がいる。ある日、若い看守が「じいさん、何をやってここに入れられたんだ？」と尋ねると、老人は昔の大犯罪をぽつぽつと語り始める。え？ このじいさん。まさか、あのルパンなのか？ いや、そんなはずはないか。。。そんな思わせぶりな昔語りの設定なら、ありかも。フルCGなんかより、舞台や朗読劇に向いているかもしれない。
とりとめないが、久々の覚え書きとして。スコアは無し。
