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トスカーナの幸せレシピのkyokoのレビュー・感想・評価

トスカーナの幸せレシピ(2018年製作の映画)
2.5
傷害事件を起こした元一流シェフのアルトゥーロは、更生のための社会奉仕活動として自立支援施設で料理を教えることになった。
そこで彼は絶対味覚を持つアスペルガー症候群のグイドに出会う。

アルトゥーロが最初に彼らに教えた言葉。
「世界に必要なのは完璧なトマトソースだ」

ほらほら、掴みはOKじゃない?感動しそうじゃない?
飯テロ要素も満載でしょ、これ!

……と、期待が高まったのも束の間、物語が進むにつれてモヤモヤがつのる。

料理を教えてる場面が軽〜いノリでさらさらと流れていく。トマトソースを教えたのかどうかもよくわからん。
いざグイドがコンテストに出るとなってからも特訓したようなシーンもなし。いやここ重要でしょ!ここしっかり描いてこそのコンテストでしょうよ!え、もう本番なの?

コンテスト自体、なんですかこの審査?って感じだし、結果に対しても心がぴくりともしない。

アルトゥーロとアンナが恋愛関係になるのなんて最初から予想つくけれど、にしても雑過ぎる。イタリア人だからか?

アルトゥーロがグイドの病気を理解したにしろ、グイドが社会になじむ成長を見せたにしろ、いかんせんすべてが唐突ですべてが中途半端だった。
ならせめて飯テロ映画として満足させてほしかったわ!
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