なんとかDVD化してくれ...
ぶっ飛ぶくらい良かった、アジアの学生運動との違いも顕著だけど、なにより「学生運動には戦い方があり、そのノウハウは共有され、蓄積される」というのが、目から鱗だったし、ホームレス団体という第三勢力が登場したり、フェミニズムやLGBTQと学生運動の深い関連性が説明されてたり、「これは君の闘争だ」というタイトルがドンピシャ。かつ、爆弾や警察の暴力を前にトラウマをかかえる学生がいたり、運動に対する市民の不快感の正体をまざまざとかかれていたり、「だから学生運動なんてやるのは暇人だ」みたいな主張を綺麗に打ち砕いていると感じたし、同時に「ゆうて学生運動とか迷惑だし意味ないよね」とか言ってた自分がいかに愚かだったか思い知った。熱狂的なようでいて類を見ないほど論理的。かつ当事者性がここまで担保されたドキュメンタリーは初めて見た。物凄い。運動を担っているのがエリート学生じゃなく、スラム出身の公立の学生たちなのも本当に凄い。この映画だけでなく、運動そのものも当事者性がものすごく強いのだと感じた。「学生に手を出せば、黒い悪魔が火を吹くぞ」「平和は終わりだ、労働者よ、学生たちは闘うぞ」というデモの文句、顔面をぶん殴られた。