mayaさんの映画レビュー・感想・評価

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天国と地獄(1963年製作の映画)

4.6

仲代達矢が良すぎる。正義側なんだけどどこか狂気じみてて、本当に「犬」という形容がぴったり。「有能で冷徹な刑事」のキャラクター、見た目も含めてひとつのアイコンが完成した感じ。
最後のシーンは本当に圧巻す
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ニーナ ローマの夏休み(2012年製作の映画)

4.6

「未来に全てがあると思っていた」という心境、多面的な要素を持って自分を定義することを怖がる不安定さ、それ故の埋めがたい孤独。驚くほど共感することが多かった...。何となくだけど、生徒の女性との距離感が>>続きを読む

オールド・ガード(2020年製作の映画)

4.7

アンデッドサイドのキャラクター全員推せる。
シャーリーズセロンの正しすぎる配役、ナイルのアフガニスタンでのアイコンタクトのカッコよさ(初見で惚れる)。
ニッキーとジョー、ホモソと宗教間対立の同時にドデ
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.4

この映画の特別なところは、第二次世界大戦の話のようで、実は「戦争のその後」そしてそこから続く「いま」を描いているところだと思う。
エンディングのデヴィッドボウイの「ヒーローズ」は、冷戦期に東西ドイツの
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白鯨との闘い(2015年製作の映画)

2.2

マジで教えてほしいんだけど、なんでいま撮ったんだこれ、、?
「老人と海」から詩的なエッセンスを全部抜いて登場人物増やして語り口を「ライフオブパイ」にしました、で全部説明がついてしまう。
キャストがやた
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パリの灯は遠く(1976年製作の映画)

4.1

これがなんの映画なのか、結末まで観ないとわからないのだけど、この映画の主題と同じ題材を取る作品は他にもたくさんあるが、むりやり鑑賞者を「当事者」に引き摺り込むのは本作だけ。他者として「かわいそうだ」と>>続きを読む

イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

4.7

ハンスランダが良すぎて五億回見れる。
最初のフランスの農村から、シュトルーデルのクレーム、地獄のイタリア語講座、地下の死ぬほど嫌〜な空気感、「ビンゴォ♪」、一つの作品でこんなに名シーンって生まれるもの
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フリー・ファイヤー(2016年製作の映画)

3.9

やっぱりブリーラーソンは最高だな!!!
全員生き意地が汚くて最高でした。
地味にアミハマのノールックショットがガチガチのプロ感あって良かったです。
たしかにスコセッシの日常会話って感じだ。

レッド・ライト(2012年製作の映画)

3.8

デニーロはやっぱり声がいいのと、あの笑顔がめちゃくちゃ胡散臭くて怖いんだよな
雰囲気的にはなんとなくモブサイコを思い出してしまった。あとグラサンとかシルバーのあの感じとか、佐村河内氏そっくりすぎたので
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T-34 レジェンド・オブ・ウォー(2018年製作の映画)

3.9

ロシア映画がこんなに日本で話題になることなんて今までなかったのでは...
初めての純正ロシア映画だったので、リズム感や価値観に「ほほーん!」という感じでした。CGはバーフバリの技術チームと聞いて、いい
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ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦(2016年製作の映画)

3.0

邦題考えろよ、と思うのは、本作の主題が「暗殺」ではなく、「暗殺後」だから。
「世界悪・ナチの野獣ハイドリヒ」を殺すまではアメコミヒーローものと同じだが、本作があくまでノンフィクションなのは、その後の顛
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TIME/タイム(2011年製作の映画)

1.0

ブルーカラーが寝ぼけて見たアホで都合がいい夢って感じの内容。キリアンが死ぬシーンで「は?舐めてんのか?」てなったけど、この感じ覚えてるな、、、よく考えたら大昔に見て全く同じとこで全く同じこと思ったな?>>続きを読む

ANNA/アナ(2019年製作の映画)

4.6

久々に「うわぁ景気がいいねえ!!!」という感じ、一方で損なわれないストーリー性で観ていて気持ちがいい映画でした。
全員画がめちゃくちゃいいし、アクションは長回しで全然ダレないし、結末もすばらしい。撮り
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ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

3.9

ターミネーターシリーズを、現代の価値観にアップデートする、意味のある作品だと思います。「誰かの母」ではなく、その人自身が「運命を変えるヒーロー」、大変胸アツ。ニューフェイトというに相応しく、運命の女ふ>>続きを読む

セント・オブ・ウーマン/夢の香り(1992年製作の映画)

4.0

老害描写きちぃかなー?とドキドキしながら見たら、確かに結構頭をかかえる老害ムーブも多かったけど、アルパチーノの演技力で全部持ってかれたのでオッケーです!
一切過去の悲しみの説明がない状態で、パチーノの
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サバハ(2019年製作の映画)

4.4

グアダニーノ版サスペリアと同じテーマを感じた。
悪鬼が天の使いへと身代わりするのは、実はキリスト教を世界に広めることに寄与した元迫害者の「パウロ」と同じ構図。
キリストは馬小屋で生まれるので、まさに「
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.2

西部劇のテイストのようでいて、西部劇の選択をしない人達。決闘は起こらないし悪者は懲らしめられず、華々しく散ることもない。
悲しみと不条理の連続の中で、誰かを罰しても何の意味もないと知る苦しみを、全員が
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カジノ(1995年製作の映画)

4.5

ウルフオブウォールストリート、グッドフェローズ系のスコセッシ節!大好き!!
デニーロのファッションコーデがとにかくかっこいい。まず冒頭炎の中を雑コラみたいなデニーロがぶっ飛ぶ映像だけで舐めてて笑う。何
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アラビアのロレンス(1962年製作の映画)

4.8

音楽、映像、物語、何もかもが素晴らしい、「これが映画だ!」という本物の大スペクタクル映画。スピルバーグやスコセッシがどハマりしたらしいが、この映画に憧れる監督の作品は、テーマや手法が全く違えど観る側が>>続きを読む

地獄の黙示録(1979年製作の映画)

4.5

これは...なんの映画になるんだろう...
映画でしかできない表現をできている映画ほど、「主題」は文章化できなくなると思うのだが、本作はまさにそれ。
途中までは戦争モノだと思ってたけど、カンボジアにつ
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スカーフェイス(1983年製作の映画)

3.9

滅びの美学なんか糞食らえ、最期は汚くみっともなくとびきり虚しく無意味です。
本作、本物の暴力団関係者にもファンが多いと聞いてずっと気になっていた。思っていたよりも、最初から最後まで虚しさと寂しさが絶え
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.0

「話すこと」で、それぞれが自分の心と身体をなんとか形作ろうとする過程が丁寧に描かれている映画だと感じました。
「君が病気になって、事故に遭って、死ねばいいのに」と、憎しみをあえて具体的に言葉に出して相
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ゴッドファーザーPART III(1990年製作の映画)

5.0

こんなに愛に溢れて、こんなに哀しみに満ちて、切なく、暖かいダンスシーンがあるだろうか。資本主義と暴力と権力闘争を描いたこの作品は、家族のダンスにはじまり、家族のダンスに幕引きする。
もう三部作通して生
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ヒート(1995年製作の映画)

4.6

デニパチがめちゃくちゃかっこいい。トムヒがこの映画大好きでセリフ全部覚えてたり、木村拓哉がベストムービーにあげてたりしたので、「そんなにいいの?」と思って見てたけど、デニパチファンは泣きながら推すでし>>続きを読む

キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

3.6

タクシードライバーに続いて共感性羞恥デニーロ。
デニーロの見た目って死ぬほどかっこいいのに、本作やタクドラではまじで360度どこからみても文句なしに生理的に無理なレベルのキモさなんだけど、一体何がおこ
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ディアボロス 悪魔の扉(1997年製作の映画)

3.9

アルパチーノとキアヌリーブス、全然顔似てないのに、2人の演技力がありすぎて途中から「えっ◯◯じゃん!」てクライマックス前に普通に気付いてしまう...内容はB級映画なんだろうけどセロンの演技も良すぎて普>>続きを読む

ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)

5.0

マイケルがビトーの誕生日にひとり食卓に残されるシーンが忘れられない。
彼が彼のリーダーの素質である「冷酷さ」を才能として持っていたのは、彼がもうずっと昔から孤独だったからなのだとこのシーンではじめて気
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メッセージ(2016年製作の映画)

4.6

「言語が身体感覚を作り替える」という言語学的なアプローチの斬新さと、昨今のSF映画の肝である「時間の描き方」の新しさ、そして約束されている結末と向き合いながら生きる苦しみ、悲しみという人間の根本的な問>>続きを読む

インターステラー(2014年製作の映画)

4.6

やっと...やっと観たけど...すごかった...
多分SFで舞台は一応宇宙なんだけど、全然関係ない、自分のルーツをなぜかずるずる引きずり出されて、そこから全く新しい答えに放り出される感覚だった...時
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

3.0

いや、デニーロだよ?ロバートデニーロだよ?普通のおじさんにやられたら完全にアウトなことばっかりだったが、ロバートデニーロだから全部許される。
彼のニコォっと笑う顔、めちゃくちゃ怖エロいんだよな...あ
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.5

グスタフ氏の、洗練された振る舞いと時々まじる汚い言葉づかい、潔癖レベルの几帳面さと重要な局面での雑さが心地よく同居して、とても魅力的。
欧州紳士然とした彼が、難民ゼロに対し人権ある対等な相手として振る
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マレーナ(2000年製作の映画)

3.5

モニカベルッチ、これ以前の出演作みてると「エッチなお姉さん」を前面に売り文句にしてるものが多くて、この作品でも同じく「美人モニカベルッチ」を観に行った人に、怒りを叩き込む感じがあった。
散々都合よく性
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シェルタリング・スカイ(1990年製作の映画)

3.0

モロッコを旅行して、都市から砂漠へ抜ける、殆ど同じようなルートを辿ったのだが、アトラス越えの景色、突然アラブ語の人達に囲まれて謎のアフリカ市場につれてかれて置き去りにされる(後から知ったけど田舎ではS>>続きを読む

ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

3.7

ここにきて漸くちゃんと見たけど、さすがオードリー映画、ライフスタイル全部真似したくなります。珍しくタバコめっちゃ吸うのも素敵だった...
内容的には「ほんと昔の女に生まれなくてよかった」っていう、出口
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孤狼の血(2018年製作の映画)

4.6

役所広司も江口洋介も松坂桃李も、関係性・ビジュアル共にめちゃくちゃエロいのは当然ながら、一番萌えたのは中村倫也が江口洋介のタバコに火をつけるシーンです。
あと、一番「この作品最高だな」となったのが、薬
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