ベイビー

ザ・ハントのベイビーのレビュー・感想・評価

ザ・ハント(2020年製作の映画)
3.7
「ザ・ハント」ずっと、気になってた作品。
で、なんと、やっと、アマプラで無料配信。

あ、ホント、評判どおりに面白い。ふーん、こういうお話だったんだ。いわゆる不条理物。"いきなり理不尽を突きつけて、主人公たちの出鼻くじく"… そw、それ、あんな感じ。理由も分からず命狙われちゃうやつ。あと、ちょっとだけ風刺も効かせてて、ちゃんと社会派になってんだぁ。

は⁈ なんぞ? このふざけたキザな男。許さんぞ! 超キモい嫌〜な奴。何その話、自慢? 知らん。要らん、くだらん! 本当つくづくだよ、ねぇCAさん。我慢もほどほどにして、そいつにザバンとシャンパンぶっかけてやんなよ!

ババン、とドアが開き大男登場。え、何この野蛮? と思わせる風貌。う、嘘! 拉致られて搭乗? で、何⁉︎ その"獲物"って情報? げっ、そうなの? 改めて同情… ってことは、ここに居る皆さん全員お仲間? ほほー、じゃあ、このカリカリ怒っていらっしゃるお医者さんもハンターの一員ってこと? へー、なんだぁ、そうなんだ。じゃ、彼らが今向かってるのは猟界かぁ。ふ〜ん、了解。なるほど話が見えてきたぞ。

あかんよ、これ! えっ、着いて早々それ? あ、そう来たか、こういう展開なんだね? で、君の武器はどれ? 次の獲物は誰? とにかく皆んなで頑張れ! って、あれ⁈ 何、嘘〜。その人速攻で殺られちゃったね? ん、なぜ? ってことは主人公は彼? はて? 何、この流れ? あれれれれ、いけね、俺、全然話について行けねー!

わわ〜ん、とあの人もご乱心のご様子。泣き出し駆け出し、ワオ! もろ串刺し。あら、斬新。あの彼も地雷を踏んだら待ったなしで跡形なしだし、もう安心安全なんてどこにもないし、なんでこんな目に遭ってるのか全然意味分かんないし。死亡フラグが立ちまくり、だから、1、2の3、4で皆んな惨死。

まぁ、なんとも無残。稀に見る悲惨。段々と追い込まれ散漫な判断。まだ追って来るハンター、もぉ、ええっつうのあんた。これ以上逃げるのはもうイャだ… っていうか、何? こんなの狩りじゃないじゃん! なんでもありじゃん! ただの殺したがりじゃん! そもそもこれって誰の怒り? ブタさんのこと然り、そのへんしっかり説明して欲しいもの。仮にこれがかりそめの狩りだとしても、絶対に生き延びて、こんな目に合わせた奴らに必ず借りを返したい。

はぁ、安堵する間もなくまた殺られちゃったよ。ってか、皆さん死ぬのが早いっすョ! 状況的に分からんこともないけどさぁ、ちょっと危機管理意識が足らんのよね。で、皆んなで団欒してる暇もなく、だらんと体に締まりのないおじさんばっか残っちゃったのよ。これじゃぁ皆んな簡単にハントされちゃうよ。もしそんなオチだったら、マジくだらん話よ。

婆ちゃんと爺さんが主人として営んだ、閑散と佇むガソリンスタンド。不意に発見。妙に親身。でもその親切がなんか臭い。無線の会話もなんか不可解。やっぱそうなんだ。そう来るよなぁ、散々だなぁ、これじゃあまるでゴキブリホイホイみたいだよ。

あ、ちゃんと実際に主人公居たんだ。満々と立て直してからリスタート。遂に進展。興味深々。でもってその女性はなんで強い? 伏線もないのがなんか不愉快。ワッ、顔轢くんだ。そう来たのか! 大胆だなぁ、こりゃあマジで殺す気、おいおい痛いだろ…

ま、なんとか話はこの後も続いて、結局この人が活躍するんだろうなぁ、って大筋の流れは想像はつくんだけど。ほほー、なるほど、そう来るか。っていうような展開続いて、なんだかんだあって納得のTHE END。

圧巻とまでは言えないとしても、ラストのタイマンはとても見応えがありますねえ。で、結局主人公の素性はあやふや。それだけが唯一の残念と…
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