このレビューはネタバレを含みます
冒頭のmarvelロゴがティチャラ王一色だったのでこれはこの人の追悼映画なんだなと説明してくれる親切。
ヒーローだって不死身じゃないしね。そりゃあ病にだってなるわ。特にドラマチックじゃない亡くなり方だってするわ。ヒーローだけど人間なんだよという、ヒーローを神聖視する人間たちをぶん殴ってくる上手い明示。
前作からそうなんだけど、この作品服装と音楽がオシャレ〜〜〜。
葬儀用の白い礼装の紋様とか見てしまうよね。立場?部族?によって違うのかな?そういうニッチ解説本出てくれ。
お母様の布をたっぷり使った高そうな赤や紫のドレス、シュリちゃんのラボ着・海の中でもらったドレス・MITに着てった普段着、オコエのスタイリッシュジャケット・謎編みニット、キルモンガーの相変わらずの上裸ガウン……場面が変わるごとにみんな服も変わって目が嬉しい。あとみんなスタイルがすっっごい。
シュリちゃんとネイモアの仲良しシーンもっとくれんか!!!!!
あれだけ憎んだのにブレスレット捨てないの可愛いな!!!
実はこの2人にロマンスシーンがあったとかなかったとかちょっとざわついてるけど
、ネイモアの「一緒に燃やさないか?」はロマンスシーンじゃないんですか!!!!????(でもここから進展してほしいとは思わないけども)
シュリちゃんの意思と関係ないところで不穏に向かって転がっていくのがまさにこれから戦争の話をするんだな……と感じられて嫌でした(褒めてる)。
エムバク、パワー系かと思いきや族長やってるだけあって普通に賢いので感心する。
お母様が亡くなった時にシュリを抑えてるのがエムバクで、なんか良かったな……。
巻き込まれ型可愛いの権化今回の癒し枠エヴァレット・ロス。
あぁ……っていう諦め顔何回もしてたし可愛いんだよな。
そして今回の可愛いAI枠グリオ。
若干やれやれ系だけど面倒見の良い若手執事のイメージ。やれやれ系の皮肉を言いそうだけどなんだかんだ付き合ってくれる。
Jの方が老獪でもっと意地の悪い皮肉を言いそう。
アイアンハートね。
1作品に1人は次に繋がるキャラを出さんといけないノルマでもあるんか??そういうとこそんな好きじゃないよ。
でもキャラとしてはめっちゃ好き。シュリちゃんと永遠に仲良くラボにこもってえっぐい研究しててくれ。
ここからどうスタークに絡んでいくのかな。ハッピー経由かな。
しかしこの子が今後アイアンマンとしての活動を継ぐことをトニー・スタークはどう思うのだろうかと考えるとあまり良い感情はないだろうなぁ。
観てる間、「神とされる王を殺すと民が暴走するからあくまでも殺さず首に刃突きつけて降伏を促されるタロカン」にこれで降伏した国めちゃくちゃ良く知ってる〜〜と投影してしまったんだけど、今思うとそれは私が発言するにはあまりにも被害者仕草的で誠意がないかなと思って……。
この映画は誰のための映画?っていうところもあってね……。そこを投影してしまうとただの乗っ取りになってしまう。