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喜劇 愛妻物語のスエのレビュー・感想・評価

喜劇 愛妻物語(2020年製作の映画)
3.2
濱田岳と水川あさみ。期待していただけに、余計厳しいものがある。不甲斐ない夫と、それを終始罵倒する妻。両者に分があっても、家族を繋ぐものの具体的な描写が無いと、全てがDV(こどもへは面前DV=虐待)に見えてしまう。細部の、特に水川あさみの演技は良いだけに。女性同士の性的な下世話話も男性の想像の産物に思え、それもなかなかに辛い。夫婦も30代なら良くも悪くもエネルギーがあったものよのう、と目を細めてしまうシーンがいくつかあったのは隠し味として味わいました。喜劇を謳うなら、悲喜こもごもや人間の滑稽さが溢れさせて欲しいもの。

娘がひとり見ているテレビのタレントが一瞬見切れて「徳利では?」と思ったら、ちゃんとクレジットされてた。
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