とがぴ

ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジのとがぴのネタバレレビュー・内容・結末

4.4

このレビューはネタバレを含みます

1時間半あるうちの半分が痴話喧嘩というホッコリ・ドタバタ劇を堪能出来る映画。凶悪で悪人を喰らいたくて仕方がないヴェノムでもそこはRー15作品とかではないので、安心して観る事が出来るのは色々賛否はあるんだろうけど、個人としては有り難い。

カーネイジの出自はそもそもの(まぁ過失ともちょっと言い難い所はあるけど)エディが尻拭いをさせられる羽目になったのはちょっと可哀想。ヴェノムとしては相棒を侮辱されたのが許せなかった訳だから同情の余地が無い訳ではないが、そこんとこをまるで反省する気がないどころがエディに一方的に謝罪を求めてるけど、あんまり偉そうな顔は出来ないのでは、ヴェノムさん…

そうは言いつつも、カーネイジの暴れっぷりは期待通りのものが観れて、アトラクション感溢れる楽しい画面が広がってた。教会とか、塔から落っこちるとか瓦礫から立ち上がるその様はまるでポストクレジットに映った"彼"の過去作のオマージュを見てるようで、意図したものかはさておきニヤリとする場面も。

前作から思ってる事なんだけど、一応アンというヒロインが居るにも関わらず最後はエディとヴェノムの島での夕焼けショットだったりするので、やっぱりこの映画のヒロインはどう見てもアイツだよなって思う。
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