『ヴェノム』2作目
記者のエディはシンビオートであるヴェノムとの共存生活に苦労する。そんな中、連続殺人鬼として収監されているクレタスがエディに取材を指名する。刑務所を訪れたエディに噛みつき、その血液を体内へ入れたクレタス。エディの血中に生息していたシンビオートがクレタスの体内で結合したことによりカーネイジが誕生する。果たして彼らの暴走を阻止することができるのかという物語。
前作よりも親密な仲になり相棒というより熟年夫婦のような関係性になったエディとヴェノム。
悪人以外食べちゃダメというルールで食事に制限がかけられ、ヴェノムの不満が溜まりに溜まって始める痴話喧嘩が見ていて微笑ましかった。
料理をしたり絵を描いたりと何でもこなすヴェノムが人間の様で見た目のイカつさと反してとても可愛い。
エディの元カノのアンと、彼女の今の彼氏がめちゃくちゃ良い奴すぎてびっくりする。
ヴェノムの血液から誕生したシンビオートのカーネイジの赤色の凶暴な見た目と造形がとてもカッコイイ。
それに反して、カーネイジの宿主である敵役の凶悪殺人鬼・クレタスの顔が可愛すぎて狂気をあまり感じられなかった。大殺戮という意味を持つカーネイジも大殺戮しないから物足りない。
シリアスな展開というより完全にコメディよりで、アクションも少なめであまりハマらなかった。
それでも、ポストクレジットで登場するスパイダーマンのサプライズ演出はぶち上がった!
98分とテンポが良くて観やすかったが、個人的にはあまり楽しめず面白くなかった。要所で感じられる日本が好きなんだろうなという演出は良かった。期待してたけど、想像を超えてこなかったな。