「恋愛映画の旗手」と言われはじめた
今泉力哉監督がこのテーマで何を
訴えるのかと注目しましたが
着地点はやはり今までと同じ
あたたかくて、優しい人間讃歌
だったのでは
・
「好き」って何?
「普通」って何?
・
正解が出ないままストーリーは
進みますが、
とかく「常識的」と考えられている
弁護士や裁判官の法廷での発言と
「閉鎖的」だと考えられている
村の老人達のゲイであることを
カミングアウトされた後の反応の
対比がとても印象的でした
・
宮沢氷魚くんも
藤原季節くんも
しゃべらすと、決して上手じゃない
俳優さんですが、
その「ままならさ」がこの映画では
ぴったりで
氷魚くんの圧倒的な透明感と
藤原くんの憂いを帯びた眼差しは
必見です
・
ただ、説明セリフがかなり多いのと
子役にしゃべらすセリフが
かなり薄っぺらい感じが否めませんでした
・
子役ちゃん、ごめんね
いかにも子役!なお芝居が
ネタにされてる寺田心くんにしか
見えなくて…
・
「mellow」は未鑑賞ですが
今泉監督の作品は子役はちょっと
難しいかなぁと