タカ

ハリウッド 1969 シャロン・テートの亡霊のタカのレビュー・感想・評価

3.8
ワンハリ鑑賞前の予習として観に行った。
なかなかのホラーテイストで完全にホラー映画だった。実際の事件を忠実に描くのかと思いきや、だいぶ脚色して映画作品として昇華させている。
さすがに犬殺されたり、家の前うろうろされたらもっと警戒するやろー。シャロン・テートがヒステリックになっていたところもフィクションなのかなぁ。どこまでが真実でどこまでが虚構なのか分からない。
ともあれ、この映画の主題である「運命」がすでに定められているものか、それとも自身の選択によって定めていくものなのかという視点ではフィクションを織り交ぜることは必然である。虚構を織り交ぜないと主題の二項対立を表現できないのであるから…
作中では、真実の結末と虚構の結末が2つ描かれる。自分の中では腑に落ちた。良い作品だった。
ますますワンハリが楽しみだ!
タカ

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