家族がわかりあうのに、言葉はいらない。ただ抱き合えば、それだけで通じる想いがある。
とある家族の四半世紀を描いた作品です。
三兄弟の中の次男役のブラピがめっちゃくちゃにかっこいい作品なんですが、長女の私としては長兄のアルフレッドに感情移入してしまいました。
誰からも愛される次男に嫉妬しながらも、大事な弟を愛する気持ちには変わりはないという、彼の心の機微が、ひしひしと伝わってきます。
これは、観る人によって、感情移入するキャラクタが変わりそうだな〜。
墓標の前で、子供のように泣きじゃくるトリスタン。
決別していた父の腕に抱かれた時の、アルフレッドの表情。
クセの強い一家の精神的支柱だった、サミュエルの優しさ。
三兄弟が魅力的すぎて、そんな彼等の愛を一身に受けたスザンナが、仕方ないとはいえちょっと嫌な女に見えてしまった。まあでも、彼女は悪くないもんね。彼女を置いて、ろくに手紙も出さなかったブラピが悪いよ、うん(笑)。「他の奴と結婚しろ」って、酷いセリフだよ、本当(笑)。