空海花

ラスト・クリスマスの空海花のレビュー・感想・評価

ラスト・クリスマス(2019年製作の映画)
3.5
昨年クリスマス翌日に。
そしてこれが見納めでした。

毎年聴かないとやっぱり終わらない?
ワム!のラスト・クリスマスの歌詞がまさかのこんな風にはまり具合。
音楽、映像的にも良く、クリスマスのキラキラ感、聖歌隊、ロマンスをきちんと撮る。

オチは主人公の子供の頃の出来事を知った辺りで読めたが、そこへ至る展開と結末が素直で前向きなのに好感。
主人公、前半が破天荒だから(笑)
成長ギャップの幅が良いことになっている。
悪い子ほど可愛くなってしまうベタな手法にしてやられ、そこから面白くなってくる。
人生はやはり前を向いて歩くべき。
善行を積むべき(耳が痛い)

そして色々意外に挟んできたのには、詰め込みというより驚きが勝った。
紛争からの移民、LGBT、人種、ホームレス…
ライトな感じながらもこの年のクリスマスという主張を感じる。

最近気になるヘンリー・ゴールディング。シンプル・フェイバーの時の青年実業家も似合っていたが、今回は配達とボランティアに通う好青年。
だんだん惹かれ合うようで縮まりきらない距離感が何とも言えない。切ない。
最後のエミリアの歌の素直な感じ、良かった。

やっぱりクリスマスにはクリスマス物観ると良いんだな。一日過ぎてたけれど(笑)
ジョージマイケルの曲も良かった。

Look up☆
でも転ばないようにね。


2019劇場鑑賞146本目 Finish
空海花

空海花