何だろう、フェミニストに総ブーイング受けること間違い無しのこの感じ。色々中身が古臭い。子供を捨ててまで我が道を行くのは決して女性の強さじゃない。
子供は何も悪くない。
不倫に関してはふーんで終わるけど、結婚やら何やらも、選択する権利を与えられている限り、責任完全放棄は極悪非道過ぎて吐き気がした。子供は自然に生まれてくるものじゃないでしょう。
どう考えも母親っ子に育ってしまった娘の悲痛な叫び。だって既に自傷行為してるし。
あぁ、この子は、最愛の母に裏切られ、捨てられたあの瞬間の記憶を死ぬまで抱えて生きていくのかと思うのみ。どうやら原作小説からこのオチに捻じ曲げたようで、ドン引き。
悪いのは脚本と台詞であって夏帆ちゃんと妻夫木の演技に罪はない。繊細で生々しくて、ある種の切なさはあったし、画的には最後まで観られたので、下心丸出し中身ゼロ映画に対する下心だけの感想で終わらせておきます。
