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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密のEeeのレビュー・感想・評価

2.8
*先に申し上げますがてめえは何様だ?というレビューです。鬱憤晴らしなのでお赦しを。*

前作を観てからかなり経ってるけどまあ観たら大体思い出すやろ、と思って鑑賞開始してみたものの、、、ん?誰?あー!、、誰だっけ?とか思ってるうちに終わった。
キリン(おそらく麒麟)のお辞儀シーンあたりではもう笑うことしかできず。
正直脚本はペラペラで、J.K.ローリングもネタ切れなのかと哀しくなった。ハリーポッターと比べるのが悪いのかと思いつつ、流石にもっといけたでしょう。

しかも原作者の昨今のやらかしを踏まえると、グリンデルワルド&ダンブルドアのロマンス的展開も真っ直ぐ受け取れない。
ファンサと思われるチラ見せホグワーツのカットも薄っぺらくてむしろ寂しかった。なんだあのハリボテみたいなグラフィックと生徒たちは(本当にごめんなさい。みんなお疲れさま)。ハリーポッター前半のようなCGに頼らない、世界の片隅にホグワーツが実在しているかようなあのリアル感がたまらなく恋しくなった。

本作の本筋のはずのジュードロウダンブルドアは終始影が薄いし、エズラたんもぐずってるだけで何やってるかようわからんし、スキャマンダーのムツゴロウさんシーンも渾身のカニ歩きくらいだし、、とキリがないのでこれくらいにしておきます。

このシリーズは1作目でおとなしく引き下がるべきだったのでは、と思う。そしてマッツのことは大好きだしこの難しいタイミングでの交代を引き受ける俳優魂にも脱帽だが、ジョニデを失ったことも大きかった。マッツグリンデルは哀愁と色気が勝って(?)もはや悪役にすら見えず。

こうして今年もまた人類は元祖ハリーポッターシリーズを反芻していく他ないのである。
名作とはそういうものでもある。
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