ファイナルカット版で初鑑賞。(このジャケットカッコいい)
あの有名なコッポラ家、フランシス・フォード・コッポラ監督、多くの人が評価していますが、本当に音響の演出が素晴らしいです。
オープニングで、ヘリの音響が丁度360度一周するのと共にドアーズのthe endがシンクロして、不穏な空気を醸し出す。そして爆撃とワーグナーのワルキューレの騎行が流れるのが強く印象に残る。
熾烈な戦いが繰り広げられているシーンよりも、戦争によって負った精神的な傷、生々しい痛みをひしひしと感じた。
何よりもビル・キルゴア中佐の存在が狂気で、サーフィンスペースを確保する為に襲撃をし、人々を飛び散らす。罪悪感など微塵も感じず、彼の存在がベトナム戦争の惨たらしさを象徴しているかのようでした。